
ヘレニズム時代はアレクサンドロス大王の時代です。
これ、高校で初めて文化史に触れる単元なんですよね、ほとんど子が。
ここはギリシア・ローマとのつながりが深く、あまり放置されず、テストでもガッツリでるパターンが多いです。
ここでもサクッと「何を覚えればいいのか」をテストで出されやすい順、問題がどのように出るのかを解説していきましょう。
ヘレニズム文化
1,ラオコーン像
2,ミロのヴィーナス
3,「ギリシア風」の文化
4,コスモポリタニズムの考え方=人類みな兄弟
実際にヘレニズム文化でよく出てくるワードは上の4つです。たったこれだけ。
さぁ、どんな風に出題されるでしょうか。
ヘレニズム文化 出題パターン
・ラオコーン像は「トロイア戦争」を題材にしている
・ミロのヴィーナスの発掘された島の名前、ヴィーナスはオリンポス12神のアフロディテの別名
・アレクサンドロス大王がどこまで東方遠征したか=インダス川
さて、毎回言っていきますが、文化史で点数を取るために必要なことは「どのように区別ができるか」を覚えることです。
よくある定期考査の問題は写真を見て像名を答えさせることです(簡単ですね)。


あとはプラスαの知識でどちらの像かを区別したり、語句を答えられたりしましょう。
まずミロのヴィーナスは前述の通り、島名とオリンポス12神(ギリシアの神々のこと)の際の名前が聞かれます。
オリンポス12神で、最もよく出ているのは主神のゼウスです。パズドラや色々なアプリで出てますから、知っている人も多いのではないかと思います。
次は、この女神アフロディテなんです。
ルネサンス期になるとボッティチェリの「ヴィーナス誕生」という作品がありますが、ここでもアフロディテの名前を聞かれる問題があります。
さて、ラオコーン像はどうでしょうか。
これは「トロイア戦争」の中のトロイの木馬に出てくる神官のラオコーンを題材にしています。
詳しくは省略しますが、ここでまたオリンポス12神が出てくるのがちょっとしたポイントです。
海の神ポセンドンです。
このポセイドンが使わした2匹の蛇によってラオコーンは死んでしまうのです。
そのため、高校でここまで先生が話したり、難関私大を目指すのであればポセイドンまで覚えておいたほうが良いでしょう。
そして最後にコスモポリタニズムです。
これはアレクサンドロス大王が人類史上初めて広大な領土を支配したことで、「人類はみんな同じなんだ」という考えが広がったことです。
当時は、今のように「人間」という共通認識がありませんでした。
言うなれば、違う国・地域にいるものはみんな人間以外の何かという認識があったのです。
しかし、アレクサンドロス大王が支配領域を広げることで、場所は違えども、同じ人間という考え方が広まっていったのですね。
だから「人類皆兄弟」とい考え方です。
そこで出題されるのが、アレクサンドロス大王がどこまで東方遠征を行ったかです。
これは「インダス川」までですね。
よく正誤問題で他の川の名前にして出されますので注意してください。また、地図の問題でも出てきます。
さて、以上がヘレニズム文化の出題パターンです。
結構簡単な問題が多いので、ぜひ点数をとってくださいね!
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