光の戦士の皆さんこんにちは、はーとんです。
皆さんはAudibleという本を朗読してくれるサービスをご存知でしょうか?
これはプロのナレーターが本を朗読してくれるサービスです。
ビジネス・歴史・ミステリ・ライトノベルまで、全てのジャンルを網羅しているといっても過言ではありません。
このAudibleというサービスは月額1,500円で1冊を購入することができるのですが…高い!と最初は思いました。
1,500円もあれば、文庫本であれば2冊~3冊購入できる値段です。
しかし、無料で試した結果、現在進行形で3年間Audibleに課金しています。
Audibleの大きなメリットは「ながらで聞ける」という点です。
「車の運転をしながら」「家事をしながら」「ゲームをしながら」etc…視点を移動出来ない時に大いに役立ちます。
特に私は通勤時の運転の際にAudibleを利用しています。
ラジオでも良いのですが、どうしての通勤時間で聞くラジオは決まったもので、自分にとって有益かどうかはその日の放送内容によって変わってきます。
しかし、Audibleであれば「自分に有益な本」を選んで聞くことができるので、時間のムダがありません。
今なら、オーディブルが2カ月間無料で利用できる新規会員登録キャンペーンを2021年12月14日まで実施中です。
このキャンペーンを有意義に使ってもらいたいがため、本日は3年間Audibleを利用し、特に面白かった小説5冊を紹介したいと思います。
硝子のハンマー 著:貴志祐介
著:貴志祐介による密室トリックのミステリ小説です。
長編ですが、飽きずに最後まで聞くことができます。
特に長編である「ガラスのハンマー」は聴いていても「どうやったの?」とずっと疑問に思いながら読みすすめるため、種明かしのシーンは最高にカルタシスに浸れます。
また、硝子のハンマー以降は長編+短編で出来ている「狐火の家」や「鍵のかかった部屋」、「ミステリークロック」が続編であり、主人公である探偵:榎本の魅力にハマること間違いありません。
ただ、惜しむらくは女性ナレーターが全編を通して朗読していますが、主人公の榎本径だけ浮いているように聞こえます。
助手役である青砥純子の方は良いのですが…
しかし、それを差し置いても面白いミステリ小説です、さすが貴志祐介氏の作品と言えます。
家康、江戸を建てる 著:門井慶喜
2019年の年始ドラマでやっていたのをきっかけに聴いてみました。
著:門井慶喜の「家康、江戸を建てる」は、歴史の影に埋もれる人々にスポットを当てた小説です。
どのように利根川の流れを変えたのか、どのように江戸城の石垣をつくったのか、どのように江戸の上水道が作られていったのかetc…
これらを指揮した人物を中心に、当時の暮らしや人々の心情が活き活きと描かれています。
無理難題を知恵を使ってクリアしていく様子が、最高に面白い。
特にオススメは江戸城の石垣を作る話です。
石切場の情景がありありと想像することができ、当時の石垣づくりの大変さをうかがい知ることができました。
歴史に興味がある人は、オススメの1冊となっています。
光圀伝 上・下 著:冲方丁
水戸光圀…別名、徳川光圀で、ドラマでは「水戸黄門」で有名です。
「蒼穹のファフナー」などで有名な著:冲方丁の「光圀伝上・下」はファンタジーと歴史が融合した傑作です。
聴き始めると「思ったのと違う…」というのが最初の印象でした。
もっと史実に即した話なのかとおもったら、破天荒な若き頃の光圀から物語はスタートし、成熟していく光圀の様子が描かれています。
儒学に関する記述が多いので、儒学がわからないと「?」になるかもしれませんが、光圀の妻:泰姫や親友:林読耕斎との心の交わりが最高なんです。
生きていく上で、何を信条にするのか。
光圀伝を聴いていると、本当に様々なことを考えさせられました。
しかし、それ以上に光圀の魅力にハマっていきます。
光圀伝は漫画にもなっており、こちらも大変読みやすい作品です。
刃牙+歴史小説のような感じですので、刃牙が好きな方はハマると思います。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 著:スティーグ・ラーソン
スウェーデンの作家、著:スティーグ・ラーソンによりミレニアムシリーズの1作目「ドラゴン・タトゥーの女」です。
007で有名なダニエル・グレイグで過去映画化もされています。
主人公:ミハエルはジャーナリストであり、自身がつくった雑誌「ミレニアム」の経営者でもあります。
ミハエルはある会社の不正を暴こうとしましたが、逆に名誉毀損で起訴・懲役刑をくらいます。
ジャーナリストとしての生命が絶たれる…というときに「40年前に失踪した孫を見つけてもらいたい」という富豪からの依頼が舞い込みます。
まずこの段階で全く先が見えません。
孫の失踪の原因は何なのか…時間がかなり経っているのにも関わらず、どのよう探していくのか?
ここでもう1人の主人公:ドラゴン・タトゥーの女ことリスベットがスゴイんです。
彼女は「ある能力」を持っており、その能力を駆使しながら生活をしています。
この二人がどのように交わり、どのように事件を解決していくのか?
ジェットコースターのような物語の展開に、時間が経つのを忘れてしまい、聴き入ってしまいます。
それくらい上質なミステリ小説と言えるでしょう。
三体 著:劉 慈欣
世界的なSFの賞である「ヒューゴー賞」をアジアで初めて受賞した「三体」というSF小説です。
これは、オバマ元大統領も愛読しており、新刊が販売される前に著者へ読ませてくれと直接メールをするというエピソードもあります。
オバマ元大統領をも魅了したこの「三体」という小説は、本当に広大な宇宙を感じさせてくれる話です。
あらすじは地球から400光年ほどにある、3つの太陽をもつ「三体世界」と地球の葉文潔が交信をもったことをきっかけに、発達した科学力をもつ「三体世界」が地球に侵略してくる話です。
こうして書くと「普通のSF」と思うかもしれませんが、普通のSFで無い点は、話が広大すぎるのと、ミステリ要素が強いことです。
どうやって400光年も先の三体世界と交信を持てたのか?
三体世界の到着を待ちわびる勢力と、三体世界を倒そうとする勢力のせめぎ合いなど、話のスケールが大きすぎる。
しかもこれ…3部まであるのです。
1部よりも2部、2部よりも3部という形で話のスケールが拡大していきます。
それが毎回面白い。
難点は、Audibleだと登場人物の表記が分かりづらいこと。
登場人物の多くは中国名なので、Audibleで聴いていると登場人物名がカタカナ表記で頭に思い浮かびます。
また、SFなので現実世界にない用語が多く登場します。
それがカタカナ用語であればよいのですが、漢字表記だとどのような漢字なのかがわかりません。
しかし、そのデメリットを覆すほどの巨大なスケールの宇宙SF小説。
1冊が非常に長いため、1ヶ月間楽しむことができます。
以上が私がオススメするAudibleの小説5選です。
どれも長時間の朗読時間となるので、1冊で1ヶ月間を十分楽しむことができますよ!!
今なら12/14までに登録すると2ヶ月無料で楽しめます!