現在8月の中旬、もうすぐお盆となりそうな頃です。
夏休みの宿題は終わっていますか?
2020年はコロナの影響で、中学校の夏休みが極端に少ない場合もありますので、余裕をもって終わらせたいものです。
夏休みが終わると例年だと体育祭という中学校も多いでしょう。
この体育祭が終わるとすぐに「第2回定期テスト」が行われます。
ともすれと、コロナの影響で次の9月に行われる定期テストが中学校で初めて定期テストだという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで本日は9月に行われる「第2回定期テスト」で点数を取るための方法を
お伝えしたいと思います。
「勉強のやる気自体がでないよ!」という方は、こちらの記事を参照ください。
第2回定期テストが点数がグンと下がる
中学1年生の第2回定期テストから、通常平均点がグンと下がります。
理由は3つあります。
- 内容が難しくなるため(特に英語と数学)
- 範囲が広くなるため
- 第1回と比べて緊張感がなくなるため
これらが点数を下げる原因となります。
そのため、第1回定期テストと同じくらいの点数を取れば、学校の順位は大幅に上がると言っていいでしょう。
では、これらの問題をクリアするためにはどうすれば良いのでしょうか?
英語と数学の点数を下げないために
第2回定期テストから点数がグンと下がるのが英語と数学です。

英語は第1回と比べると英単語の数が増え、文法が否定文などが混ざったりするので、英語が苦手な子はすぐに点数を落とします。
数学は文字式や文章題の割合が多くなるため、小学校から文章題が苦手な子は全く解けないということにもなりかねません。
では、どうすれば英語と数学の点数を下げないようにできるのでしょうか?
英語の点数を下げないための方法
この第2回目の定期テストで英語で点数を下げる一番の原因は「単語」と言えます。
範囲が広くなるなるために、単語練習が追いつかず、「単語が分かっても書けない」ということが続出します。
そうして、この時期から英語が嫌になり、英語を苦手とする場合が増えるのです。
まずは徹底して単語練習です。
特に音読しながら単語練習をすることで、習熟スピードは上がります。

まだ中学1年生のこの時期では、英単語を見ただけで、単語を覚えることはできません。
なぜなら、頭の中で英単語の「音」が分からないためです。
中学校生活を通して英語の音に慣れることにより、高校に入った後は英単語を見ただけで覚えることができるようになります。
大学入試もまずは「単語力」がないと長文すら読めません。
定期テストもまずは単語ということを念頭に置いて勉強をするようにしてください。
数学の点数を下げないための方法
文字式の計算は正負の数の延長線なので、まず正負の数ができていない場合は正負の数の計算練習をしてください。
また大抵、数学の定期テストは今まで学習した計算問題が出題されますから、正負の数の計算が出来ない場合はこれを機にできるようにしてしまいましょう。
また文章題を小学校のときから出来ない場合は、相当に訓練が必要です。
第2回定期テストから文章題の割合も増えるので、しっかりと対策を練らねばなりません。
数学は小学校からの算数がつまずいて、苦手になっている場合も多いため、
第1回目の定期テストから数学が出来てない場合は小学校からの復習を早急に行わねばなりません。

つまり、第2回定期テストから数学ができなくなるパターンは2通りです。
① 小学校の頃から算数が苦手でつまづいている。
② 第1回定期テストはできたが、文章題が苦手でつまづいてしまう。
小学校の算数でつまづいている場合は早急に塾へ行き、出来ない単元までさかのぼって学習をしてください。
文章題でつまづいてしまう場合の対策方法は、数冊の問題集で文章題のパターンを把握するだけで解けるようになるため、書店などで数冊の問題集を購入することをオススメします。


範囲の広さをカバーするための方法
第2回定期テストから範囲がぐっと広くなります。そのため、定期テストの勉強方法を第1回から変えないといけません。
第1回定期テストはテスト2週間前から勉強をすれば間に合いましたが、これからはそうは行きません。

覚えておいていただきたいのは
「定期テストは1ヶ月前から勉強するのが当たり前」ということです。
どの中学校も2週間前ほどに定期テストの範囲が配布されます。
定期テストは範囲が配布されてから勉強するにはおそすぎます。
1ヶ月前から学校のワークを勉強し始めましょう。
つまり、夏休み中から第2回のテストに向けて勉強をしなければなりません。
範囲の広さをカバーするためには、絶対的に時間が必要なのです。
この定期テストで失敗しなければ、勉強へのモチベーションを下げずに今後の中学校生活を送れる可能性が高まります。
緊張感を下げないために
これはいかに子供に「定期テストが公立高校入試の延長線なのか」ということをわからせないといけません。
多くの都道府県では「内申点」=「通知表の評定」が公立高校入試に影響します。
例えば千葉県であれば中学1年生からの中学3年生の通知表評定が、公立高校入試の得点と合わさって合否が決まります。
つまり、定期テストを手を抜く=公立高校入試に影響するということです。
これをわからせるのは至難の業です。
保護者から子供に伝えるのは難しいですし、学校の先生は入試の仕組みを中学1年生に教えることはほとんどないでしょう。

知った時に手遅れにならないように、自分が住んでいる都道府県の入試方法は絶対に確認しておいたほうが良いでしょう。
私がいる千葉県では、中学3年生になってからいくら頑張っても内申点が低く志望校に合格できないということが多発しています。
保護者の方はそうならないようにするためにも情報収集を常にしておいたほうが無難です。
定期テストでつまづく前に対策を
勉強のモチベーションが下がる原因が「点数がとれないこと」です。点数がとれなくなるきっかけが、この第2回定期テストの場合が多いため、この定期テストさえクリアすれば、前述の通りモチベーションを落とさずに中学校生活を送れる可能性が上がります。
現在学校教育は崩壊しつつあります。
学校が当てにならない場合は、塾や自宅で勉強をさせていかねばなりません。

もしこのブログを読んで危機感を抱いたのであれば、まず子供の学習状況を確認しましょう。
そして、次に学習状況がまずいようであれば、早急に対策を取ったほうが、お子様の将来のためとなります。
くれぐれも定期テストを甘く見ないようにしていただければと思います。
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