定期テストの結果は公立高校入試へ影響する

多くの公立高校では定期テストの結果が通知表に影響し、通知表の結果が公立高校入試へ影響します。
中学1年生からの通知表の点数が公立高校入試で合否に使用される場合もありますし、中学3年生の通知表結果のみ使用する場合もあります。
特に私が今いる千葉県では「中学1年生からの通知表が公立高校入試に直結」します。
つまり、中学3年生になったとき通知表の点数が低くて「手遅れ」状態という生徒も多くいます。
(千葉県の公立高校は学年末の通知表9教科の点数+5教科の入試点数で合否を決めます)
都道府県よって入試制度は異なりますが、定期テストごときで点数が取れなければ公立高校入試で合格することは難しいと言えるでしょう。
定期テストの勉強方法の基本
- 4週間(1ヶ月)前から定期テスト勉強を始める。
- 英単語や漢字などの「覚えるための練習」をしっかりやる。
- 学校で配布されるワーク(問題集等)は最低3周以上やる。
小学校のテストと比較すると、テストの範囲が広くなるため日々勉強をしていても点数が取りづらくなるのが中学校の定期テストです。
上の3つは当たり前のことですが、当たり前のことほど難しいことはありません。
次に具体的な勉強方法を紹介します。
定期テスト2週間前の過ごし方が高得点につながる
学校のワークは2週間のうちに終わらせてしまいましょう。
まだ学校で習っていなくても、出来る範囲すすめていきましょう。ワークの進め方は以下の通りにやってみてください。
- 1周目は全部やってみる(出来ない問題は飛ばしてOK)
- 2周目は出来なかった問題だけやってみる
- 3周目は最終確認で全部やってみる
問題を解く時にありがちな勘違いが「答えを見てはいけない」と思っている保護者・生徒が非常に多いようです。
大きな誤りで「答えを見て問題を解く」ことをしなければなりません。
1周目はわからないところもあるでしょうから、どんどん解答・解説を見てすすめます。
そこで解説を読み理解したら、2周目に取り組みます。
解答・解説を読んでもわからない場合には必ず学校や塾の先生に聞いて理解をしてから2周目に取り組んでくださいね。
そうすれば自ずと3周目のワークはほとんどの問題が解けるはずです。
これを定期テスト2週間前までに完了させてください。
定期テストまで2週間をきったら、学校のワーク以外の問題集などに取り組み応用問題に備えます。
定期テストで高得点を取るためには「どんな問題も解ける状態」で臨まねばなりませんから、おすすめは学校のワークを含めて2冊以上の問題集を解くことです。
英単語や漢字の練習を徹底的にやる
- 英単語の練習は「音読しながら書く」こと
- 英単語と漢字は最後に「自分でテスト」すること
英単語や漢字が書けなければ高得点は難しいと言えるでしょう。
英単語が書けない中学生の原因は主に2つです。
1つは「ローマ字書き」してしまうことです。
小学校からの延長線上でアルファベットの綴りとと「発音がわからない」ことです。
しっかりと発音を真似ながら最初は練習をしていきましょう。
そうすることで、中学3年生や高校生になるころには「英単語を読むだけで」覚えられるようになってきますよ!
また、中学生が「勉強したのに点数が取れない」理由として挙げられることが「自分でテストをしない」からです。
自分でテストをしないとただやっただけの自己満足で終わってしまいます。
自分でテストをすることが難しいのであれば、保護者の方が英単語や漢字の問題を出してみてください。
そうすればいかに自分の子供が勉強を出来ているかのチェックができます。
テスト本番でミスをしないために
- 見直しの優先順位は「解答欄に適しているように書いているか」
- 丁寧に問題を解きすぎて時間配分を間違えないこと
社会や理科の問題で「漢字で答えなさい」の部分をひらがなで書いてしまった経験はありませんか?
見直し=考え直しではありません。
あくまでも「自分の解答が適しているか」の見直しをしなければミスは減りません。
また、考え直して答えを変えたら間違っていた、ということもよくあることです。
そのため見直しはあくまでも自分の解答が解答欄に適しているかどうかを見直してくだい。
そして丁寧に解けば解くほど時間が足りなくなります。
まずテストが始まったらどれだけの問題数があるかは確認をしましょう。
特に「記述問題」が多い場合は注意が必要です。
1題1題に時間がかかってしまうので、きちんとした対策が必要になります。
さて、基本を守り、徹底した問題演習を積んでいけば誰でも450点以上は取れます!中学生の皆さんは是非参考にしてみてくださいね!
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