光の戦士の皆さんこんにちは、はーとんです。
Amazonをプラプラ見ていたら、懐かしいものを発見しました。
それはFF14の小説「きみの傷とぼくらの絆」です。
2017年に販売された小説でFF14を題材として男女の恋物語が描かれています。
表紙はあの「涼宮ハルヒ」の小説の表紙を描いている「いとうのいぢ」氏です。
ジャケ買いをした人も少なからずいるのでしょうか?
実際に読んだ上での良かった点と悪かった点をお伝えしたいと思います。
きみの傷とぼくらの絆のあらすじ
この小説は前述の通り男女の恋物語が描かれていますが、具体的な内容はAmazonの商品説明の欄から引用すると以下のようになっています。
従姉に強引な勧誘を受けて始めたオンラインゲーム『ファイナルファンタジー14』で、僕はひとりの冒険者と出会う。
彼女は可愛らしい猫耳の少女であり、親切で魅力的な性格であり、けれどゲームの外では―療養所のベッドでノートパソコンを抱える、暗く沈んだ目をした女の子だった。
リアルから始まりゲームへも影を落とす彼女の傷と、ゲームから始まってリアルへと繋がっていく僕らの絆。彼女がゲームの中で見せてくれた笑顔は決して嘘なんかじゃない。
だから僕は灰色の病室で、彼女の背を押そうと思う―エオルゼアで彼女が、僕の背を押してくれたように。
きみの傷とぼくらの絆 Amazon商品説明より
なるほど、わからん(^q^)
もう少しあらすじを解説すると、主人公の男の子がエオルゼアで助けてもらったミコッテに一目惚れ。そのミコッテの中のプレイヤがーが女の子で、怪我で入院している状態です。
なんやかんやで、その女の子と現実世界で会うことが出来た主人公。
そして主人公の男の子がエオルゼアを通して学んだ「勇気」で女の子の「心の傷」を助けるお話です。
きみの傷とぼくらの絆の残念だった点
この小説はライトノベルなので、会話文がとても多いです。
しかし、残念なことに登場人物たちの心理描写が微妙で、会話にのめり込めません。
また、話の展開もご都合主義が多く「やっぱりそうなるよね」という感じで話が進んでいきます…
最も残念な点はFF14をプレイしている描写です。
登場人物たちが「呪文の詠唱」を行います…ファイアやケアル全てにです。
多分全員がロールプレイ勢という認識で読まないと、FF14をプレイしている人たちにとってみると「なんだこりゃ?」になってしまいます。
以上のことから、Amazonのレビューも辛口で「いとうのいぢの無駄遣い」とまで称されています。
現役FF14プレイヤーとしてはかなり痛々しい表現が多いです。
もし手をつけようとするのであればご注意ください。
きみの傷とぼくらの絆の良かった点
この小説はFF14を題材にして、オンラインゲームを通して現実世界にも良い影響があるのだという点を伝えているところです。
皆さんは「ソードアート・オンライン」という小説・アニメはご存知でしょうか?
この話の中で「絶剣のユウキ」という少女が出てきますが、彼女はオンラインゲームで重たい病を緩和しています。
ソードアート・オンラインで出てくるゲームは意識をゲーム世界に持っていけるので、現実世界での痛みを緩和できる治療目的として使われていたのです。
FF14の小説を読んでいると、話のコンセプトはソードアート・オンラインの「絶剣のユウキ」の話に似ていると感じました。
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ソードアート・オンラインの小説と全く別物ですが、オンラインゲームで出会った人が、自分の人生を変えてくるという点やオンラインゲームの魅力を伝えようとしている点は共通だと思いました。
実際に私自身もFF14をきっかけにして結婚をしています。
この小説をきっかけに新規の方にFF14をプレイしてもらえたらなぁと思います。