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現役予備校講師による ガレマール帝国 謎多き成立の歴史的背景を探る

FF14と歴史考察
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ガレマール帝国はFF14においては敵役として登場してきます。

魅力的なキャラクターも多く、ファンも多いのではないでしょうか?

新生のガイウスは声も相俟って魅力的なキャラの一人

実際にガレマール帝国がどうやってあの大帝国を築いていったか、

プレイ中だとあまり説明されておらず、プレイヤーはやや置いてけぼりです。

そこで本日はこのガレマール帝国がどのように強大化していったかを、

毎回おなじみであるファイナルファンタジー14公式設定資料集である「Encyclopaedia Eorzea ~The World of FINAL FANTASY XIV~ 」から出典して解説していきます。

Bitly
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ガレマール帝国の成立とこれから

ガレマール帝国は先程も述べた通り、FF14では敵役となっています。

帝国の「初代皇帝ソル・ゾス・ガルヴァス」は漆黒のヴィランズで重要な役割を果たすのですが、

初代皇帝 ソル・ゾス・ガルヴァス

本日はこのソル・ゾス・ガルヴァスに焦点を当てながら、彼がどのようにして皇帝となっていったかを見ていきます。

ガレアン人の長所と短所

帝国を語る上で、ガレアン族をまず知らねばならないでしょう。

ガレアン族の大きな特長は、その額にある真珠のような「第三の眼」と呼ばれる器官が特徴的です。

ガレアン族であれば誰もがもつ第三の眼

大振りの真珠のように見えるこの器官は、優れた空間認識能力をガレアン族に与えている。しかし、一方で体内のエーテルを放出する能力が著しく低く、先天的に魔法を使うことができない

Encyclopaedia Eorzea ~The World of FINAL FANTASY XIV~  P177 ガレマール帝国の歴史より

このことはプレイ中も語られていました。ガレアン族は魔法を使うことができないのです。

しかし、この魔法を使うことが出来ないからこそ、発展していったものがあります。

それが「魔導兵器」です。

多種多様な魔導兵器もFF14の魅力の1つ

この「魔導兵器」はいかにして開発されていったかを見ていきましょう。

青燐水の発見と共和国の成立

実際にガレアン族は、北州イルサバード大陸における領土争いに敗け、大陸北部の極寒の地に本拠地を構えることになりました。

エオルゼアの北方 雲で隠れている場所がイルサバード大陸

この極寒の地では農業はおろか、漁業や畜産をすることもできません

その結果、ガレアン族は少数民族となっていきました

この少数民族がどのようにして、大帝国に発展していったのでしょう?

それは「青燐水」を発見したからです。

青燐水とはFF14における石油のような役割を果たす水。少しの量で大量のエネルギーを生み出す。エオルゼアではウルダハ北部で産出される。

北ザナラーンの青燐水精製所

この青燐水は当初、暖を取るだけの灯油のような役割でした。

しかし、この青燐水に大きな軍事的価値があると気がついたのが、

後の初代皇帝であるル・ゾス・ガルヴァスなんです。

今から600年ほど前の922年には、ガレアン族のいくつかの街があるだけでした。彼らは周辺のルガディン族の魔法兵を雇いながら、領土を拡張していきます。

やがて、60年ほど前の1513年に大きな変化が訪れます。

24歳であったソル・ガルヴァス(後の初代皇帝)が青燐水を動力にした「青燐機関」という発動機に着目するのです。

青燐機関を動力源とする移動プラットフォームに火砲を搭載した、自走砲を開発させたのだ。

彼はこの奇妙な兵器を「魔法の代替となる力」として「魔導兵器」と命名。~中略~

ガレマール共和国軍の機械化を推進したのであった。

Encyclopaedia Eorzea ~The World of FINAL FANTASY XIV~  P177 ガレマール帝国の歴史より

実は、後の皇帝となるソル・ガルヴァスが魔導兵器を開発していたのです。

これを魔導革命と言います。

こうして、魔法が使えないという身体的デメリットを克服し、強い空間認識能力を魔導兵器でこのあと存分に発揮していきます。

雨宮
雨宮

魔導兵器に乗って、強い空間認識能力があって戦闘をする。

もしかしたら、ガレアン族は一種の「ニュータイプ」だったのかもしれません(笑)

北州統一と帝政への変換

この魔導兵器は絶大な力を発揮し、やがて北州イルサバード大陸を統一していきます。

ここでポイントになるのが、少数民族であるガレアン族がどのようにして兵力不足を補ったかということです。

それは、被征服民に兵役を課して戦力を拡充させていったのです。

こうしてプレイ中にも見ることができる「属州兵」の出来上がりです。

これらの功績はすべてソル・ガルヴァスに集まり、市民たちの感情は尊敬から崇拝のように変わっていきました。

やがで、ソル・ガルヴァスは市民の圧倒的支持をもとに国家の全権を握る「独裁官」になります。

そしてダルマスカ王国を滅ぼした後、1522年北州イルサバードを統一したことを機に、

ソル・ガルヴァスは共和政から帝政への転換を宣言します。

そう、こうして彼は初代皇帝である「ソル・ゾス・ガルヴァス」となり「ガレマール帝国」を成立させていったのです。

ガレマール帝国と古代ローマ帝国の類似性

さて、このガレマール帝国は実に「古代ローマ帝国」と似ています。

古代ローマ帝国帝国とは紀元前にイタリア半島中心にヨーロッパ全土を支配した大帝国。現在のヨーロッパ文化の起源ともいえる。

古代ローマ帝国も最初は小さな都市国家でした。

しかし、徐々に領土を拡大する過程でガレマール帝国同様、属州から兵を集め戦力にしていったのです。

そして、独裁官というシステムも同じです。戦時には独裁官が全ての権力を握り、ローマ帝国の政治を行っていったのです。

歴史上有名な独裁官は「ユリウス・カエサル」です。彼は弁舌巧みに終身独裁官となり、ローマの政治を牛耳りました。

しかし、ソル帝と異なる点は敵を多く作りすぎました。その結果暗殺されてしまったが、ガレマール帝国との大きな違いですね。

「ブルータス、お前もか」は有名な台詞

雨宮
雨宮

古代ローマ帝国が滅亡した原因は2点あります。

1,北方から異民族が帝国領内に侵入し苦戦していた

2,その結果広大な領土を支配する力が弱体化した

ガレマール帝国の場合、異民族が他地域から侵入してくることはないでしょう。

しかし、広大な領土を支配する力が弱体化している可能性は十分にあります。

「蟻の一穴天下の破れ」というように、

1つの属州の独立から連鎖的に他の属州が独立する可能性があります

実際に古代ローマ帝国がそうであったのですから・・・


雨宮
雨宮

さて、いかがでしたでしょうか?

ガレマール帝国は今後も敵役としてプレイヤーの前に立ち続けるのか?!

今後も要注目です!

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