光の戦士の皆さんこんにちは、はーとんです。
以前からまとめている「第七霊災までの歴史」の最終回となります。
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エオルゼアに降り立った「白銀の凶鳥」こと「ネール・ヴァン・ダーナス」は何を企むのか?
また「メテオ計劃」の過程はどのようなものだったのか?
本日もいつも通りファイナルファンタジー14公式設定資料集である「Encyclopaedia Eorzea」をもとにお届けしたいと思います(๑•̀ㅂ•́)و✧
メテオ計劃の再始動
ネールがエオルゼアに着任する10年前に、「メテオ計劃」が発動されました。
目的は「エオルゼアの蛮神を滅ぼす」ため、アラグ帝国の遺産を利用しようとしたのです。
蛮神は大量のエーテルを消費するため、ガレマール帝国は蛮神を倒すことを国策としている。
結果は皆さんも御存知の通り大失敗に終わります。
古代アラグ帝国時代に衛星ダラガブが溜め込んでいたエネルギーが、地上にあった「交信電波塔」の街ごと蒸発させたのです。
これが「シタデル・ボズヤ蒸発事件」です。
「シタデル・ボズヤ蒸発事件」はパッチ5.0シリーズのクロニクルクエストの核をなす事件。
衛星ダラガブは制御できない…
そこに目をつけたのがネールです。
ダーナス一族に伝わる「アラグ帝国の知識」を使えば、衛星ダラガブを制御することができると、ガレマール帝国初代皇帝ソル帝に具申したのです。
ソル帝はネールの具申を許可、ただし衛星ダラガブのエネルギーを利用するのではなく、衛星ダラガブ自体をエオルゼアに落下させて、人々や蛮族全てを滅ぼす計劃に変えていったのです。
これが「第七霊災」の引き金となる「メテオ計劃」の再始動です。
エオルゼアの抵抗
当初このメテオ計劃の再始動に、エオルゼア各国は気がつくことができませんでした。
蛮族による「蛮神召喚」に対応していたためでもあります。
しかし、異変に気がついたのが「蛮神のエーテルが大地に還元されないこと」でした。
蛮神の召喚には大量のエーテルが必要となるが、討滅後にそのエーテルは還元される。
では蛮神に使われたエーテルはどこにいったのでしょうか?
エーテルは衛星ダラガブ内にとらわれていた「蛮神バハムート」に吸い上げられており、大地に還元されることはありませんでした。
時を同じくして帝国がエオルゼアに再建設していた「交信電波塔」の目的を、エオルゼア同盟に招かれていた「シド・ガーロンド」が見抜きます。
5.0のクロニクルクエストでは、このシドの過去が明らかになっていくので是非プレイして欲しいところです。
衛星ダラガブのエオルゼアへの落下…
これを防ぐためにエオルゼア同盟は「交信電波塔」を破壊、衛星ダラガブの落下を阻止できたと思ったのもつかの間、落下が止まっていないことが観測されます。
月下の戦い
冒険者たちが「交信電波塔」の破壊に成功した後、ネールは「交信電波塔は、もはや不要である」の言葉を残し去っていきます。
ネールはどこへ行ったのか?クルザス東部にある「フィールド・オブ・グローリー」という場所です。
ここには古代アラグ文明の遺跡が数多く残っており、この一体の遺跡が「浮島」として浮上していることが観測されます。
ネールはここから、衛星ダラガブをエオルゼアに落下させようとしているのでした。
交信電波塔と同じような光源が、浮島からダラガブへ伸びていたようです。
詳しい描写はありませんでしたが、ネールがバハムートの覚醒に力を貸していることがわかります。
かくしてエオルゼア同盟はネール誅殺を決定し、冒険者を派遣、これを実行していきます。
やがて「浮島」も落下し、今度こそ完全に衛星ダラガブの落下を阻止できた…
わけではありませんでした。
結局、衛星ダラガブの落下は止まらず、エオルゼアは再び混沌の渦に飲み込まれていきます。
なぜ衛星ダラガブの落下が止まらなかったのか、詳しい説明はありませんでした。
想像できることは2つあります。1つはダラガブ内にいるバハムートのエネルギーが増えたため、なんらかの力が作用した。
2つ目はすでに落下の阻止限界点を突破し、重力にダラガブが引かれていることです。
賢人ルイゾワの「神降ろし」
かくしてエオルゼアは「衛星ダラガブ」の落下を阻止すべく奔走します。
そこでシャーレアンから来ていた賢人「ルイゾワ」があることを提案するのです。
「エオルゼア十二神を、現世に顕現させる」
このエオルゼア十二神の力を持って、衛星ダラガブの落下を阻止しようとしたのです。
しかし、エオルゼア同盟はこれに反対していきます。
理由は単純で、エオルゼア十二神も「蛮神」のようなもので、この神を顕現させることでエオルゼアの人々が「テンパード」になってしまう可能性があったからです。
こうしてルイゾワはなんとかエオルゼア十二神の力のみを顕現させる準備を始めていきます。
冒険者に十二神の秘石に祈り捧げるように指示、またエオルゼア同盟も各グランドカンパニーが中心となってエオルゼアの人々も神へ祈りを捧げるように動いていきます。
神降ろしの場所はダラガブの落下地点である「カルテノー平原」で、スムーズに神降ろしの準備が行われているなか、帝国にも動きが見られます。
それはかつてネールが軍団長をしていた第Ⅶ軍団が、カルテノー平原に集結しつつあったのです。
意外にもこの情報は帝国側の軍人によりもたらされました。
「ガイウス・ヴァン・バエサル」によってです。
ガイウスはあくまでもエオルゼアは属州化すべきと考えており、衛星ダラガブを落下させ焦土にすることが目的ではなかったためです。
こうしてガイウスから得た情報を元に、最後の戦いである「カルテノー平原の戦い」が始まります。
ネールの本当の目的
カルテノー平原の戦いでは衛星ダラガブの落下は阻止できず、バハムートが召喚されとうとう「第七霊災」が起こってしまいます。
これで現在の「新生エオルゼア」として今の歴史につながっているわけですが、ネールの本当の目的は何だったのでしょうか?
じつは本名は「ユーラ・ダーナス」、本物の「ネール・ヴァン・ダーナス」の妹なんです。
ダーナス家の長女として生まれ、軍医を目指していました。
しかし敬愛していた兄のネール、つまり「本物のネール・ヴァン・ダーナス」が父の無謀な作戦指揮の結果戦死してしまったことから、彼女の人生が狂っていきます。
兄の婚約者であった女性ブラダマンテも後を追うように自害してしまい、彼女は父への復讐を固く誓いました。
ユーラは父を病死に見せかけて暗殺した後、兄の名義を用いて後任の軍団長に就任していきます。
その後は兄に代わり武功を上げ、兄の無念を晴らそうとメテオ計劃を主導していきます。
しかし、それが「蛮神バハムート」に利用されてしまった。
半ばテンパード化した彼女は、メテオ計劃を強引に推し進め、散っていったのです。
彼女が武器として使っていた槍の名前は「ブラダマンテ」と言って、かつて兄の婚約者の名前を取ってつけています。
理由は自分の医術の未熟さ故に兄が死に、婚約者も後追って自殺してしまったから。
兄の婚約者の名前を槍につけることで、仮初の「ネール」と一緒に居られるようにしていったのです。
すべては兄への「愛」ゆえに、「第七霊災」が起こったのかもしれませんね…