リムサ・ロミンサ、それはプレイヤーがファイナルファンタジー14を始める上で最初のスタート地の1つです。
このリムサ・ロミンサで選べるクラスは「斧術士」「巴術士」で、後に「戦士」や「召喚士」になれる上に「海賊が作った国」「海の国」という魅力的なシチュエーションで、多くのプレイヤーがリムサ・ロミンサに集まります。
さて、このリムサ・ロミンサは「海賊が作った国」という珍しい経緯を経て国が成立しています。
今日はリムサ・ロミンサに焦点を当てて、その建国の歴史を紐解いていきます。
内容はFF14のゲーム内のクエストやNPCの会話並びに、愛読しているFF14の公式資料集である「Encyclopaedia Eorzea」から、その内容を記述しています。
リムサ・ロミンサの歴史
そもそもリムサ・ロミンサの歴史はどのような経緯で海賊が国を作っているのでしょうか?
リムサ・ロミンサは現在のエオルゼアの約700年前に、北のほうからやってきた「ガラディオン号」の船員たちが集落をつくったのが始まりです。
このガラディオン号の乗組員たちは、元々住んでいた国の暴君に対抗し、敗れた者たちでした。
このリムサ・ロミンサの土地を亡くなった船員の名前から取り「ラノシア」と命名し、理想の地として暮らし始めます。
コボルト族との小競り合いから海賊行為がスタート
しかし、この一団の生活は楽なのものではありません。なぜなら海沿いでしか生活をすることができなかったからです。
その理由は内陸部に「コボルト族」がいたためです。彼らはコボルト族との小競り合いで沿岸部に押しやられていたのです。
沿岸部では農業などがまともにできないことは明白です。
そこで彼らが貧しさを脱出するために行ったのが他国の船を襲う「海賊」行為なのです。
生きるために海賊行為を行っていったのが、やがて莫大な富を生んでいきます。
多くの略奪品がリムサ・ロミンサに流れ込み、闇市場が開かれます。
この闇市場に他国の商人が流れ込み、一大マーケットに変貌していくのです。
そして多くの民が流入するようになり「海都 リムサ・ロミンサ」が生まれていきます。
海賊たちはさらなる富を求めて海賊行為を繰り返していきます。
やがて、海賊たちは巨大な組織をつくるようになり、海賊団が形成されていったのです。
海賊団同士の争いからシーフギルドの成立へ
巨大化した海賊団は己の縄張り争い・取り分をめぐる対立で争いが起こり始めます。
「流血の時代」と呼ばれる20年間にわたる内紛です。
この「流血の時代」を終わらせたのが一人の海賊でした。
その名は「アガツァール・ルーメルシン」提督です。
彼は海賊団の長を交渉の場に引きずり出すと「詐欺行為・奴隷売買・海都民への略奪行為の禁止」などの協定を結ばせます。
これの掟を守らせるために、各海賊団の精鋭を集めた「シーフギルド」が成立していきます。
シーフギルドが成立したため、自治が回復し、略奪品からの税収を正規軍の強化に充てることでコボルト族との争いも有利にすすめていきました。
こうしてリムサ・ロミンサが安定してくると、アガツァール提督はあることを懸念します。
それは自身跡目争いです。
アガツァール提督は海賊たちの心情・気質を捉えた妙案を立案・実行します。
それは海賊同士の船のレースで時期提督を決めるという「トライデント制度」です。
これ以降数百年間に渡り、リムサ・ロミンサの政治的指導者はレースで決定することになっていったのです。
そして近年この提督になったのが「メルウィブ・ブルーフィスウィン」提督です。
メルウィブ提督の改革
メルウィブが提督になったときに、目下の課題はエオルゼアに迫りくるガレマール帝国でした。
このガレマール帝国との戦いに勝利するためには、ウルダハなどの各国と連携をとる必要があります。
しかし、海賊行為をしている限りは各国は連携を取ってくれないは明白です。
そこでメルウィブ提督はあることを決定しました。
それは「海賊行為の禁止」です。
もちろんこの「海賊行為の禁止」は海賊たちの反発を買い、メルウィブ提督は何度も暗殺の危機にあっています。
しかし、メルウィブ提督のあだ名は「鋼鉄の提督」。決して意思が折れることはありません。
彼女の強さを海賊たちに見せつけたのが「蛮神タイタン」の討伐です。
当時名うてであった「海雄旅団」と契約を結ぶことに成功することで、コボルト族の召喚したタイタンを討伐することができたのです。
さらにメルウィブ提督はリムサ・ロミンサの正規軍と海雄旅団とともに、サハギン族が召喚する「蛮神リヴァイアサン」も討滅することに成功します。
こうしてメルウィブ提督の手腕は海賊たちに認められ、彼らと「ガラディオン協定」という同盟関係を結び、現在のリムサ・ロミンサがあるわけです。
メルウィブの強さの理由
メルウィブ提督の強さはどこから来ているのでしょうか?
私はその理由を彼女の出自に見出しました。
メルウィブは海賊団「シルバーサンド一家」のボスの一人娘として生まれました。
そこで彼女は自然に海賊団の一員になり成長していきます。
成長した彼女はある理由で海賊団のボスであり、自分の父親を殺害します。
それはなぜか?
理由はメルウィブの父がサハギン族と密通していたためです。
サハギン族はコボルト族と並び、リムサ・ロミンサに敵対する勢力です。
そのサハギン族と密通していたことで義憤に駆られたメルウィブは、海賊の流儀に則り父親に1対1の決闘を申し込みます。
そして父親を決闘にて殺害すると自らがシルバーサンド一家の頭領となり、数多くの武勇伝を残していきます。
そして先ほど述べた通り、提督決定のレースに勝利することで、メルウィブは「提督」になりリムサ・ロミンサを指揮しているのです。
エルオゼアの女性の立場がどのようなものかは明確にはわかりませんが、
メルウィブが自分の父親を排して頭領になっていたことは驚きを隠せません。
折れない意思は彼女の気質でしょう。しかし、自らの父親を殺害したことでより一層折れないようになっていったと私は思います。
だって、父親を殺害してまで自らの意思を貫くのであれば、海賊団をより良くしていかねばなりません。
そこで海賊団をだめにしてしまったら、「父親を殺した良心の呵責」が一気に自分に襲いかかるであろうことは想像にがたくありませんよね。
こうして彼女のは「鋼鉄の提督」となっていったのでしょう。
以上がリムサ・ロミンサの建国の歴史でしたが、いかがでしたでしょうか?
「Encyclopaedia Eorzea」はFF14をプレイしていた疑問に思ったことや、もうちょっと背景が知りたいという時に非常に役立つ本です。
この記事に書いていないリムサ・ロミンサのこともさらに詳細に「Encyclopaedia Eorzea」は載っています。
気になったらぜひ読んで見てくださいね(๑•̀ㅂ•́)و✧