グリダニア、それは鬱蒼とした黒衣森の中にある森林国家です。
このグリダニアは森に囲まれ美しい国で、クラフターのギルドも多く存在しています。
そのグリダニアの建国の歴史はいわば「戦いの歴史」と言っても過言ではありません。

本日はFF14をプレイしていても全く解き明かされなかったグリダニアの建国の歴史を見ていきましょう。
今日も出典はファイナルファンタジー14公式設定資料集「Encyclopaedia Eorzea」からです。
種族の対立から建国へ
グリダニアは多くの種族がいますが、そのメインの種族は「ヒューラン」と「エレゼン」です。
実はこの2つの種族の対立から、グリダニアの建国史はスタートしていきます。
現在から900年前、第六霊災の後にヒューランが資源や食料を求めてしばしば大移動をしています。
その大移動の煽りを受けたのがエレゼンです。エレゼンたちはヒューランに生活圏を圧迫され、
半ば押し出される形で黒衣森に住み始めます。

そしてエレゼンは黒衣森の洞穴に住み始めて事なきを得る…ことはできませんでした。
エレゼン族が黒衣森に住み始めてから50年後、
人口が増加したヒューランは黒衣森に居住地を見出します。

そこで再びエレゼンとヒューランの争いが起こっていきます。
地下都市「ゲルモラ」の成立へ
実は黒衣森に住むのは一筋縄ではいきません。それは黒衣森の「精霊」が侵入者を攻撃するためです。
精霊と調和して生きていかねば、黒衣森から追い出されてしまいます。精霊と対話をしていくために、グリダニアは「角尊」がいます。
黒衣森の調和を乱さないためにも、エレゼンとヒューランは協力するようになっていきます。
その結果できた都市が地下都市「ゲルモラ」です。
プレイヤーはゲルモラの名前を聞くと「死者の迷宮」を思い出しますよね。そう、そのゲルモラです。
地下都市ゲルモラに引きこもっていたエレゼンとヒューランはあるきっかけで森に定住できるようになります。
そのきっかけはイクサル族が黒衣森から追放されたことです。

イクサル族は人口増加で居住地を作るために、黒衣森で乱伐を行います。
その結果、精霊の怒りを買い、黒衣森から追い出されてしますのです。
イクサル族が追い出された跡地にエレゼンとヒューランが定住するために、精霊との対話が始まっていくのです。
グリダニアの建国へ
精霊との対話を成功させるためには約50年間の月日が必要でした。
精霊は何を引き換えにエレゼンとヒューランに森の定住を認めたのでしょうか?
それは黒衣森の守り手となることで、森への定住を認めていったのです。
こうして翡翠湖畔に「グリダニア」が建国されていきます。

やがてグリダニアに暮らすようになっていったヒューラン族の中からやがて「角のある子ども」が生まれるようになりました。
この子供が精霊との対話ができる「角尊」であり、この角尊は初めて精霊との対話に成功した「魔道士ヨリン」の家系に多く生まれていきます。

実は精霊が黒衣森へ定住を認めた際に、祝福と称した魔法をかけたのです。
こうしてグリダニアではこの角の生えた子供を「角尊」として精霊との対話役、そして指導者に据えるようになっていきました。

イクサル族との戦い
さて、黒衣森から精霊よって追放されたイクサル族はどうなってしまったのでしょうか?
イクサル族はグリダニア北部の大渓谷ゼファトルへの移住を余儀なくされます。

プレイヤーで一度行ったことがある人であれば、どのような土地か想像がつくと思います。
ゼファトルは荒涼とした土地で、木材も少ない資源に乏しい土地です。
そのためイクサル族は再び黒衣森へ回帰を望みます。
イクサル族が黒衣森へ侵入してきたのを機にグリダニアはレンジャー部隊である「神勇隊」を組織して、イクサル族との戦いに明け暮れていくことになります。
アラミゴとの戦争
今から100年ほど前に突如アラミゴの「マンフレッド王」がグリダニアに牙をむきます。
マンフレッド王はギラバニア湖畔に墓があり、プレイヤーも立ち寄ることができる。また彼の名前はモンクのジョブクエストで出てくるエリック博士よりその名前を聞くことができる。
マンフレッド王の活躍、グリダニアの猛将の病死によりアラミゴは東部森林を獲得していきます。
このアラミゴの行動にイシュガルド・ウルダハ・リムサ・ロミンサの3国は援軍の派遣を決定し、アラミゴはこの援軍に敗北・撤退を余儀なくされます。
これが「紅葉戦争」といわれるものです。
しかし、アラミゴを退けてもグリダニアの危機は去りません。
次にはガレマール帝国がエオルゼア全土を狙い侵攻していきます。
そして、エオルゼアとガレマール帝国の戦いが幕を開けていきます。
これが旧ファイナルファンタジー14にあたる話になっていきます。

2020年8月現在もエオルゼアとガレマール帝国の戦いは終わっていません(パッチ5.3)。今後どのように帝国との戦いを進めていくか。
地理的要因でその矢面になりそうなグリダニアの動向にはこのあとも必見であることは言うまでもないでしょう。
以上がグリダニアの建国の歴史でした。美しい黒衣森と打って変わって、その歴史は争いが絶えなかったのです。
こうしたプレイしていてその背景やちょっとした知識などが分かる公式資料集は、光の戦士であればぜひ読んでもらいたい1冊になっています(๑•̀ㅂ•́)و✧
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